東京建築カレッジの口コミや評判
東京建築カレッジは厚生労働省所管、東京都認定の短期大学校です。高度職業訓練専門課程・居住システム系建築科を設置しています。1996年4月に東京土建一般労働組合によって設立されました。伝統的な大工技術を通して、建築の基礎を学べます。学校の特徴や2年間を通して学べること、学費や入試方法についてご紹介します。
東京建築カレッジは働きながら学ぶスタイル
東京建築カレッジの特徴は「建築の現場で働きながら学ぶ」ということ。入学すると同時に建築現場の従事者となります。実際に建築業界で働くことで、実践的に役立つことを学べます。現場における体験と、学校での学びとを結びつけながら授業を進めていくという流れです。学びと実践を交えたスタイルは、技能士や建築士への近道にもなります。在学中に行われる技能照査試験に合格すると「技能士補」が与えられます。また、建築士指定科目をすべて単位取得することで、修了時に「二級建築士」「木造建築士」の免許登録に必要な実務経験年数が免除されます。つまり、二級建築士や木造建築士の試験に合格したら、卒業後すぐに免許登録が可能になるというわけです。さらに「一級建築士」の受験も可能となり、免許登録に要する実務経験の年数が4年に短縮されます。また、同じ学校に通う仲間は目的や環境も似ています。励まし合い、競い合いながら、お互いを高めていける仲間と出会えることも魅力の1つと言えるでしょう。
東京デザインカレッジのカリキュラムは?
職業能力開発促進法に基づいて、高度な建設従事者として必要な専門的な教育を行っています。カリキュラムは施工系、構造系、計画系、情報系、専門教養科目の授業群と現場実習で構成されています。すべて必修科目です。
具体的にどんなことを学ぶ?
例えば1年次の春には集中授業として、手道具の作り方や刃物の研ぎ方、木造建築の特徴を知るための入門講座、建築の仕事に欠かせない数学を学びます。建築に不可欠な図面についても1年次の春にカリキュラムが組まれており、製図のルールや作法を1つ1つ習得していきます。1年~2年次に学ぶ構造力学は、集中荷重に耐えられる模型を作るなどの遊びの要素も取り入れた授業内容となっています。物理や数学に苦手意識を持っている方にも学びやすいような工夫がされていますね。CAD設計演習では、Word、Excel、PowerPointの使い方の基礎から始めます。
実習や研修も行う
図面の読み方、墨付け、継手・仕口の基本を学んだ後、1年次の秋から冬に木造軸組み構法の2階建て住宅を一棟建てます。この実習棟を使って構造実験も行います。また、埼玉や奈良での研修もカリキュラムに組まれており、さまざまな現場を見たり、働く人の話を聞けたりといった体験ができるのもポイントです。林業研修もあり、林業の仕事の中でも過酷とされている下草刈り作業の体験ができます。建築の現場は大工だけではありません。2年次には大工以外の職種(型枠・鉄筋、左官、水道、内装・クロス、塗装、タイル、板金など)の体験も行っています。さらに2年間の学びの集大成として、2年次を通して卒制ゼミにて卒業制作を行い、卒業前に発表会をします。
■訓練時間はどのくらい?
訓練時間は、1年次に1,460時間(学科科目で403時間、実技科目で515時間、総合学習で542時間)、2年次に1,408時間(学科科目で407時間、実技科目で380時間、総合学習で621時間)となっています。こちらは2018年度の実績です。合計で2,868時間かけて、体験型を重視した密度の濃い教育を行っています。
東京デザインカレッジの学費はいくら?
カレッジにおける授業は勤務時間中の職業訓練であることから、原則として学費を負担するのは研修生派遣事業主です。指定日までに入学金と授業料半年分を納めます。授業料は毎月納入も可能ですが、原則として半年分を前納します。入学にあたって必要な費用には、入学金・授業料・教材費等がありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
入学金
入学金は3万円です。
授業料
授業料は前期・後期ともに18万6,000円で、月額にすると3万1,000円となります。ただし、入学する本人・事業主のどちらも全国建設労働組合総連合加盟の組合員でない場合は、前期・後期ともに28万8,000円(月額で4万8,000円)の授業料となりますので注意が必要です。大企業の場合は、授業料などは別規定となります。
教材費等
教材費等は20万円程度かかります。教材の内容は、手道具一式、教科書代、作業着・安全靴・ヘルメット、製図・デザイン用具などです。製図・デザイン用具をすでに持っている場合は、新たに購入する必要はありません。また「職業訓練生総合保険」の加入が必要で、2年分の保険料も教材費等の20万円内に含まれています。
東京デザインカレッジの入試方法
入学したい場合、気になるのが応募資格や必要な書類、選考方法ですよね。それぞれ詳しくご紹介します。
応募資格・入学資格
建築の仕事に従事しながら建築技術者・技能者を目指す意欲があり、高校卒業以上もしくは18歳以上で学校長が高校卒業以上と同等と認めた方が対象です。実務経験があるかといったことや、性別は問われません。入学資格は、入学時以降は東京建築カレッジへ通うことを保障する建築関係の事業所で働くことです。
入試に必要な応募書類
入学選考会は年に数回行われています。選考日の6日前までに応募書類の提出が必要で、提出方法は封筒に入れて簡易書留で郵送です。応募書類は入学願書、学校調査書、事業所用の調査・推薦書、健康診断書、応募理由書、返信用封筒、写真2枚(内1枚は入学願書に貼付)です。
入学試験の内容
書類選考、基礎学力考査、課題作文、面接を行います。受験料はありません。評価の視点としては、働きながら学ぶことへの意欲の有無を第一に、総合的に判断するとしています。入学を希望する本人の意欲確認のために、面接試験を重要視するようです。
東京建築カレッジは、建築の現場で働きながら勤務時間中に教育を受けるという「働きながら学ぶ」スタイルです。カリキュラムを組んで建設従事者として必要な専門的教育を行うとともに、実際に建築業界で働くことで実践的に役立つことを身に付けられます。1年次から2年次を通して実習や研修も行っています。技能士や建築士への近道にもなり、専門的な教育や研修を受けられることは、建築技術者・技能者を目指す方にとって魅力的と言えるでしょう。
東京の建築学校おすすめ一覧
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